かわるべきは先ずあなた

学校の先生の会話です。

「あ〜、どうしてあのクラスの子供達はやる気がないんだろう。授業も全然聞かないし、宿題もやろうともしない〜。」

先生も大変です。ただ、この先生は重要なことを1つ忘れています。それは「子供達にモチベーションがないクラスには、その先生もいる。」ということです。クラスにモチベーションがないとき、教師は「自分がそのような教室文化、風土をつくってしまっているのではないか。」と考える。そうすれば教師が変わることで、生徒達がかわる可能性が生まれます。しかし、クラスの中から自分(教師)だけ切り離して「生徒にモチベーションがない!」と言うのは一種の責任放棄です。

同じように、お父さんやお母さんの中に「うちの子はテレビばっかり見ている。」「ぜんぜん本を読まない」と嘆く人がいます。お父さんもお母さんも大変です。ただ、このお父さん、お母さんは重要なことを1つ忘れています。それは「本を読まずテレビばっかり見る子供の家庭には、お父さんやお母さんも含まれる」ということです。こんなときお父さんやお母さんは「自分がそのような家庭文化、風土をつくってしまっているのではないか。」と考える。そうすればお父さんやお母さんが変わることで、子供がかわる可能性が生まれます。しかし、家庭の中から自分(お父さんやお母さん)だけ切り離して、「子どもはテレビばかり見て本を読まない」と言うのは一種の責任放棄です。

どうして我が子は・・・と考える時、まずは自分(達)がつくりあげている文化・風土を見直してみる必要がありますね。